1月11日(月)
成人式の娘さんたちが街のそこここを歩く風景はいつの世も変わらずいいもんだね。そしてすれ違う晴着姿の娘さんをいちいち「ん、これは良し」「これはイマイチ」「スナックのママかすでにお前は」とチェックしてるおっさん(俺だ俺!)もいつの世も変わらずしょーがないね。

1月10日(日)
ゆうべ夜中だが豊福さんの本に刺激されて「あしたのジョー」を引っぱり出して読む。もう何十回読んだかわからないが、全20巻、読み出すとやはりラストまで止まらない。しかも読む度に泣く。昔の漫画は短い巻数にどえらい年月が濃厚に凝縮されてるなあ。コマ割りが小さく今の漫画の文法と全然違うから。今の漫画の見せ方でやったら軽く60巻はいくだろう。でも今の漫画の映像主体の見せ方の方が優れているのかというと、それは疑問。

1月9日(土)
散歩して、松尾スズキ「老人賭博」、「BAKUMAN」6巻、いがらしみきお「きょうのおことば」1、2巻、相対性理論+渋谷慶一郎「アワーミュージック」を買う。本屋とレコ屋に寄らない純然たる散歩がいつまでたってもできん。

う〜ん。ここでのやくしまるえつこの声はあまり魅力的に機能していない気がするんだが。

「アワーミュージック」

1月8日(金)
「ちばてつやとジョーの闘いと青春の1954日」
を著者豊福きこうさんから送っていただいた。「あしたのジョー」連載中に作品に起きた事柄と当時のご本人の日記、インタビューでの発言を時系列にそって並べてある。並べてあるだけなんだが、これがすこぶる面白い。ちばてつや氏の自作に対する発言がここまでまとめて読める本は初めてなのではないだろうか。梶原一騎氏の原作とのかけひきなどゾクゾクするほど面白く、勉強になる部分も多い。全身全霊をかけて作品に取り組むちば先生の姿勢に居住まいを正す思いで読了。

1月7日(木)
ああ、年末から引きずっているあの仕事もこの仕事もまだ年賀状もまだ。まだまだまだで松の内終了。年末からここまでの流れはいつもながら早過ぎる。

1月6日(水)
Twitterはヤバイ。あっという間に半日、いや1日過ぎる。1日に何時間何ツイートと決めよう。ゲームを親に制限される小学生か。
そのTwitter の、とあるミュージシャンの「究極の山下達郎フォロワー」というつぶやきで知ったのがジャンク・フジヤマなる新人ミュージシャン。さっそくAmazonに注文していたアルバムが届き、聴く。
Junk Fujiyama / A color

かなりのモノだと思うが、聴けば聴くほど結局達郎を聴きたくなるのが困る。どの曲も既聴感があり過ぎるのだな。でも83年生まれというからまだ十分若く、今後が楽しみな人であることは確か。とはいえ達郎が「CIRCUS TOWN」作ったのが22、3歳だと思うと、凄過ぎだなやっぱり。

1月5日(火)
辛抱たまらず渋谷に出て初「喜楽」。この店のもやしはなぜこうも旨いのだ。夜はヤンジャン米澤主催の新年会。

1月4日(月)
仕事始め。西荻で見た「ラ〜メン缶」なる自動販売機。食いたいか!?缶で担々麺など…。

新年の挨拶に来たフリースタイルの黒社長こと吉田保が、新年だし軽く飲みましょうと言うので、夕方4時半から「いせや」の公園前店。泉晴紀と田村信も呼んで。いいんだ陽のある時間のこの店。勢いついて全員で我が家へ移動。トマト鍋で家飲み。これも正月っぽい。(トマト鍋はともかくこういう流れがね)(仕事始めではなく飲み始めじゃないかという説も)

1月3日(日)
初詣。神田明神〜水天宮〜浅草寺と例年どおりのハシゴ。おみくじは神田明神で八番の大吉。あとから別の列でひいた嫁もまったく同じ八番の大吉だった。浅草でもんじゃ食べて帰る。帰り道の月がまた美しかった。今年のお正月は月がひと際きれいだ。

1月2日(土)
流山。骨折入院中の母見舞う。ボケがまた少し進んできた。ワケのわからない事ばかり、うまくまわらない口でしかし饒舌に話す。俺の事を「悪いヤツ」と言って泣かれるとな。泣きたいのはこっちだ。心配ばかりかけたのだろうな。それがこういう言葉になって出てくるのだろう。切ない。父の墓参りして姉の家でごちそうになって帰る。

1月1日(金)
朝日新聞スポーツ特集別紙のイラストはご覧頂きましたか。マクドナルドの全面広告で1面が隠れる形になってしまいましたが、元旦から仕事を見ていただけるのは喜ばしい事でした。本年は昨年以上に仕事しますのでよろしくお願いいたします。