12月28日(水)
 うああ〜〜。今年もあと4日じゃないの〜〜。まだ仕事が二つ程残っているよ。とりあえず次の更新(たぶん来月中旬以降)までまたご無沙汰しますが、皆様よいお年を。
 年明け9日は船橋の皆さん、14日は金沢の皆さん行くからね。よろしくね!
 ではでは〜〜〜。

12月26日(月)
 夜、「クイック・ジャパン」の森山編集長、編プロ・アートサプライの木内女史と打ち合わせ飲み。来年、このチームでちょっと面白いことを始めます。まだ詳しくは言えませんが。

12月23日(金)
 4時。池袋リブロでサイン会。寒い中来てくれた人、ありがとうね。

12月20日(火)
 「キングコング」観る。3時間強もあるとは思わなかったぞ。面白し。というより映像が超弩級にスゴし!「ジュラシックパーク」も「USA版ゴジラ」も「タイタニック」もなにもかも消化し、進化させているめくるめく映像スペクタクルだった。
 やっぱり映像に関してはアメリカの方が先行ってるよな。「三丁目の夕日」の、昔の東京を再現してるCGがもう普通なのね。普っ通〜に、昔のニューヨークが再現されてるんだけど、そこはもはや売りでさえないの。
 でも、必要なのあそこ?っていうシーンが途中1ヶ所。ただただ悪趣味で気持ち悪いだけのあそこ、20分短縮していいよ。あと原住民怖いわ!怖すぎるわ!
 あと、最後!あの二人のラブはあそこでいらんわ。あのせいでコングの切なさがいまいち盛り上がらなかったとこが不満だったな。
 ま、でも、そういうとこも含めて監督がものすごく嬉々として撮ってるのがわかる。今までやりたかった事全部やったれっつーような。コングの動きはまさに圧巻だし。
 ってとこでやっぱり、本年度俺内1位「ALWAYS 三丁目の夕日」の座は揺るがず。

12月19日(月)
 「湯けむりスナイパー」、タヒチンもハマってAmazonで一気に16巻まで注文したんだと。湯けむり啓蒙運動は着々と成果をあげつつある。ウィッス。

12月18日(日)
 八尾へ移動。八尾、遠いじゃ〜〜ん。東京で言うと調布、って感じですか?八尾リブロにて2時からサイン会。うう〜ん。やっぱしあまり来てなかったな。でも和やかで、いいサイン会だったんじゃないでしょうか。
 終わってリブロの担当者に昨日の焼肉屋の話をすると、この人が54、5歳のLEONちょい悪オヤジ系のイカスおっさん。「今日もソコ、行ってみようじゃありませんか」
 で、行きました。今日も寒い中を西中島。まだ夕方6時だというのに、この街はホントに暗く閑散としている。駅を出て歩く俺らの前を、3人の男達が急ぎ足。向かう方向がどうも同じだ。
 イヤな予感は的中した。俺達がその店に着くタッチの差でその男達が入って、そこで満員となってしまった。中をのぞくとカウンターとテーブル3卓の狭い店だ。店のおかみさんが出てきて本当に気の毒そうに、「ゴメンなさいね〜」をくりかえす。
 普通ならそこで帰る。ハズだが、穴沢女史を見たら、昨日の穴熊以上の、世界で一番可哀相な動物のような姿で立ちすくんでいる。眼は真っ黒で、中心がゆらゆらと揺れているのはそう涙。世界の中心でたった一人でうるうると寒そうに震えている穴熊を見て放っておける人間がいようか。いや、いない。
 この店のおかみさんは本当に心から悪そうに「えっ、東京から?」「あらら〜寒いとこ来てくれたのにゴメンね〜〜」アナちゃんを抱きしめ、知り合いのいい店紹介してあげる、と電話してくれたりする(その店も休みだったりしたが)。このおかみさんの対応には実際感激した。店の中は忙しいのに。
 「あきらめる」ということを忘れた子供のように、尚もたちすくんで動こうとしないアナちゃんを「今回はあきらめようね」とLEON氏と二人でなぐさめ言いきかせ、近くのなんでもない飲み屋に入った。
 そこでビールを飲み出すか出さないかのうちにアナちゃんが一言。「どうしてもあきらめられないので、もう1回だけ店に電話してみていいですか」
 「はい……いいと思います」ここまできたらもう、彼女の気の済むようにさせてあげるしかなかろうというものだ。
 「カウンターでもいいので空いたら携帯に電話下さい」彼女は電話しました。  結果、我々は「朋苑」の焼肉を食べられたのだった。アナちゃんスゲェ!ビバ執念!
 そして「朋苑」の焼肉は本当に美味しかった!しかも安!どれも美味しかったが、なによりも絶賛すべきはおかみさんの人柄じゃないかな。カウンターに座ったおかげでおかみさん自身の手で上手に焼いてもらえたし。
 それにしても穴沢女史の、どんな状況でもあきらめない執念に編集者としての優れた資質の一端を垣間見た大阪の旅だった。

12月17日(土)
 2時間しか寝れず、東京駅で穴沢女史と待ち合わせ、8:26発ののぞみで大阪へ。
 おりしも西日本一帯には週末大寒波到来との予報。その通りメッチャ寒ィよ大阪!!
 歩く足も思わず止まる程の冷たい強風の中、3件の取材。3つの新聞社を回ってインタビュー受ける。「大阪日日新聞」、「報知新聞」、「毎日新聞」。夕方終わる。
 夕食は、大根君に聞いてきた西中島の「朋苑」という焼肉屋へ。大根君曰く「世界一旨い」という焼肉屋。いそいそと行きましたらば、
 「土曜日定休」じゃあ〜〜〜〜んん!!ガッツゥ〜〜ン!!
 土曜日に休む焼肉屋って聞いたことねえよ〜〜〜!!
 ふと穴沢女史を見ると穴熊みたいに目が落ち窪んでいる。俺以上に落胆の度が深かったようだ。そんなアナちゃんをなぐさめ、その10m程先の焼肉屋に入る。普通でした。値段も普通に高かった。
 その後、以前キャラ者2巻のサブタイトルの英訳をしてもらった、大阪が誇るファンキー英語教師・海陸和彦氏と合流。朝まで飲む。

12月16日(金)
 明日はサイン会で大阪入り。夕方、新幹線のチケットを受け渡しがてらアナちゃんと闇太郎で1杯。店でお客さんに日記2冊売れる。「お買い上げありがとうございます」てその場でサイン。飲み屋で商売すな。あきんどか。

12月15日(木)
 昼、YJ米澤と荻窪にて待ち合わせ。「丸長」のつけ麺久々に食らおうとの目論みも、「本日臨時休業」の貼り紙の前にもろくも撃沈。二人肩落とし、代わりの店でつけ麺。あくまでも気分は「つけ麺」だったわけだが、代わりの店のちょっと上品なソレは「丸長のつけ麺」の凶暴さに比ぶべくもなく、ココロ沸き立つこともなくただ淡々と食す。
 さて、都内では今日が「正直日記」の発売日なのだが、何軒かの書店を見ても、まだ並んでいなかった。豊田道倫「東京の恋人」と曽我部恵一「スケッチ・オブ・シモキタザワ」を買って仕事に戻る。
 夕方からは河野哲郎と2年ぶりくらいに新宿で飲む。こいつとは、会わない時は本当に4〜5年位平気で会わないし、その間連絡もとったりしないのだが、たとえ10年会わなくともその縁が切れることはないという自信がお互いにあるようだ。ま、それをくされ縁と世では言うのかな。

12月14日(水)
 昼前起きてクロトの散歩。最近コイツの歩みがものすごくノロい。寒いせいもあるのだろうけど、歳とったなぁコイツも。6歳9ヶ月。人間でいうと40代後半てとこか。まだ老け込む歳じゃあないぞ。
最近のクロト。

 夕方キャラ者を大急ぎであげて、大地丙太郎と「JWひのまる劇場」用の対談。五日市街道沿いにある割烹「いけす」にて。
 いつも飲んで騒いでばかりいるタヒチンと、こうして公の場でちゃんと対談するのは実は初めてだったりするのな。どーいうふざけた付き合いしとんじゃ普段!
 今まで知らなかったタヒチンと江口漫画の係わりとか聞けて楽しかった。終わって食った黒豚しゃぶしゃぶもイケたよ。
 対談終了後、タムタムと、タヒチンの知り合い女子二人も合流。E.T.T御用達の居酒屋「羽幌」にていつもの大笑いバカ飲みに戻り、朝まで大騒ぎだ。

12月13日(火)
 今週は打ち上げだの対談だので飲む予定目白押し。頑張れ俺の肝臓、胃腸。
 7時渋谷。「30 minutes鬼」の演出家大根仁、五箇ディレクター、電通H氏とシャレた立ち飲み屋「なるきよ」で飲み。の後も女っ気なしの男4人で朝までカラオケ。高校生かよ!

12月12日(月)
 昼に仕事場来て、なんだか知らんが大掃除に突入。(何があった)仮眠&漫画本棚部屋のレイアウトを変える。何年ぶりか。
 こんな時でも音楽に助けられる。音楽と漫画があれば生きていける、と思う。(何があった)
 夜、アナちゃんが「正直日記」の早刷りを持ってきてくれる。ようやく出来た本を見るとやはり嬉しい。アナちゃんが泣き叫びながら頑張った甲斐あって、いい本が出来たと思う。7年ぶんの思いの詰まったその厚さもまたいとおしい。たまらず二人で闇太郎にて乾杯。マスターにもさっそく献本第1号。

厚くてゴメン。

12月9日(金)
 「キャラ者」の日。
 ところで最近、森山直太朗にハマってますよ。この人ちょっと基地ガイ入った天才ですよ。前々から、嫁や娘が聴いている曲の断片がチラチラと耳に入るたび、その言葉使いとものの見方の異質さに、どうもこの人、変だなぁと思っていたが、新曲「風花」のカップリング曲「君とパスタの日々」を聴いて確信。
 なんとサビが「カルボナァ〜ラァ〜、ペペロンチィノォ〜、ボンゴレェイェイェイ〜、和風ぅ〜、たらこぉ〜♪」というパスタの羅列なのだ。基地ガイか。笑ったよ。少なくとも「たらこぉ〜」という歌詞をサビに持ってきて朗々と歌い上げるポップスなど、かって聴いたことがない。(しかも曲はものすごくポップでさわやか)
 や〜、いいわ直太朗。しかもキィが案外合うんだよな。「風唄」とかけっこう上手く唄えるの俺。今度カラオケで唄ってみよう。
 夜は新宿にあるのに「両国」っていう名のチャンコ屋で、寿スタジオ忘年会。今年はアナちゃんも参加。塩チャンコ、旨し。吉祥寺に戻って泉晴紀とフリースタイル吉田を呼び出したはいいが、二人が来た後はほとんど寝てた俺。

12月8日(木)
 飲んで帰った今日の朝方5時頃、K・M氏……(っと、もういいか)狩撫麻礼さんにひっさびさに電話。朝5時に電話する方もする方だが普通に飲みながら出る方も出る方だ。あいかわらず部屋で一人で飲んでいる。タフな58歳。このところ「湯けむり」を読むにつれ、狩撫さんの声を聞きたくなっていたのだ。話すのは「イレギュラー」が終わって以来3年ぶり。終わって、というか、俺が投げて逃げたわけなんだが。そんな過ぎた事は一切言わず、笑って話してくれた。
 「君の言葉はリアルだな。話してて面白いよ」って、これは喜んでいいんですよね!?馬鹿にしてないっすよね?
 「また、ちょくちょく電話してこいよ」って言うから、今度遊びに行きますよ、と言うと、「いや、遊びには来なくていいよ」
 ダメなのかよそれは!

12月6日(火)
 集英社インターナショナルの中野和雄編集長と美野田“神戸屋キッチン”琢磨の二人来て、JW4巻の打ち合わせ。4巻めは「ひのまる劇場」なんだけど、これに「ひのまる」の新作13ページを描きおろす事に!どへえ。今更また描けるのかしら!?でも決まったものは仕方ない。

12月5日(月)
 2度目の耳鼻科。今日は女医。JOY。JOY。意味はなし。薬を、塗るタイプから点耳タイプに変えられる。
 夕方から「正直日記」の打ち上げを、デザイナーのセキネシンイチ、穴沢女史とささやかに。アナちゃんの希望で柏の「ホワイト餃子」にて。この1年半、よく頑張った3人で飲むビール、ひときわ旨し。
 ところでこの「ホワイト餃子」、夏にETTで行った時も思ったのだが、焼き方が昔と違う。油入れ過ぎでもはや「揚げ餃子」になってしまっている。こうじゃないよ、こうじゃ。あくまでも「焼き餃子」にしないとこの餃子は旨くない。冷凍を買ってきて俺が焼いた方が旨いよ確実に。

12月4日(日)
 土日は家でお父さん。2日連続でユザワヤ行って、クリスマスツリーと、電飾や飾りつけ用品買ったりね。
 毎年、ツリーは俺と娘が飾りつけするのが慣わしなんだけど、10年以上使ってきたツリーがもうボロボロになってきてたんで、今年は新調。もっと大きいの。次女と飾りつけする。うむうむ。なかなかキレイに出来た。電飾の灯りが点滅するとココロ踊るのは大人も子供も同じだよ。しかしまぁ、なんちゅう平和な小市民パパやっとんじゃ。だけど土日ビッシリ家にいたのは久しぶりだった。

12月2日(金)
 「キャラ者」341午後アップ。昼飯は三鷹に。「江ぐち」のチャーシューメン。三鷹商店街のふとん屋でシブイけどキュートな丹前買う。真綿入りで、思ったより高くてビックリした。けどイイ。シブイ買物をするなぁ俺。

12月1日(木)
 R・W・Gの表紙イラスト昼過ぎあげる。夜中、山崎さやかとちょい飲み。「湯けむりスナイパー」全16巻貸す。周囲にいる人間みんなに無理やり読ませて回りたい気分だ。湯けむり啓蒙運動、一人こっそり実行中。