9月28日(木)
細野晴臣のライブDVD「東京シャイネス」を購入。昨年から今年春にかけて国内数ヶ所で行われたアコースティックライブを収録したものだが、掛け値なしに宝物のようなライブだなあ。これ観れた人は幸せだ。俺はといえば、こんな公演があった事すら知らなかった。
元々ライブというものに積極的な興味がない方なので、ライブ情報には本当に疎いのだ。
これは観てみたかったなぁ。本気と書いてマジ口惜しい。


9月27日(水)
起きると今日も雨でイヤんなる。荻窪で嫁の買物につきあって、母の誕生日に花を買って送る。母ももう81歳だ。70で死んだ親父の歳をもうだいぶ越してしまった。すごい。このまま元気に大台までいってほしい。
午後、寿事務所。忘れた時にふいに現れる角川書店の佐藤秀樹来る。大槻ケンヂ「グミチョコ」の文庫本用表紙イラストのMOを渡す。寿事務所の皆とちょっと雑談。
夕食家に帰らずも仕事進まぬ。DVD「イーオン・フラックス」借りてきて観るが、これもつまらぬ。

9月26日(火)
コーネリアスのシングル「BLEEZIN´」。今回のはいいな。うん。とても。
安倍内閣発足。それにしても表情がないなこの人。笑顔でも笑ってないもの。とんでもない事やらかしそうな不気味さもあり。
ところで今、ワタシの机の上には峯田和伸の新刊「恋と退屈」が2冊も。峯田君本人からと担当編集者、穴沢女史から送られてきたもの。今の若い世代にとって、おそらく宝物になる1冊だろう。吉田拓郎の「気ままな絵日記」が高校時代の俺にとってそうであったように。


9月25日(月)
おなじみの居酒屋「闇太郎」のシャッターに頼まれて絵を描く。デコボコの面に難渋しつつ、下描きもなしに描くムズカシサとライブに弱い自分を痛感しつつ描いた。う〜ん今イチっすな。


9月22日(金)
金木犀の香りに遠くからかすかに聞こえる蝉の音が混じる。季節のグラデーション期が長くなったな最近は。そう遠くない将来、ハッキリとした日本の四季はなくなるのかもね。
ゆうべ夜中から借りてきたDVD「ミュンヘン」観たが、期待はずれ。大義名分で思い切り殺しまくれる設定を得て、スピルバーグの偏執性が爆発!してるような映画だったら面白かろうと思ったのにな。

9月19日(火)
それはそうと最近、PCや携帯の影響で漢字を読めない子供や若者が増えてるらしく、教科書からも漢字が減っているらしい。例えば「骨折」を「こっ折」と書いてあったりとか。
「こっ折」はないよな。こっちの方が一瞬、字づらとして意味わからんよ。そういえばTVのニュースでも「失踪」を「失そう」と書いてあったぞ。読めない方に合わせてどうする。読めないヤツがますます増えるだけだ。
気づけばいつの間にか日本国内、「ひらがな」の市や町がものすごく増えている。100万都市のくせに「ひらがな」の「さいたま市」を筆頭に、平成の大合併で生まれた市や町の2割くらいは「ひらがな」じゃないのか。あれは誰が「良かろう」と思ってるんだ!?「ひらがな」に「親しみやすさ」とか「開かれた」印象を期待してるんだろうか!?「ひらがな」になってしまった都市の住民に問うてみたい。「良いと思ってますか?」と。
このままだといつの日か日本中「ひらがな」だらけになって、バカばっかりの国みたいになっちゃうよ。毅然とした所は残しとこうよ、国として。

9月18日(月)
「グエムル-漢江の怪物-」を観に、嫁と次女とで豊島園のシネコンへ。
ぐああ面白い。最初のグエムル登場シーンの日常感とドタバタ感はどうだ。画期的だ。
4歳児はそこで早くも怖くなって寝に入ってしまった。可愛い。こまかい部分のツッコミどころや、途中のややダレもあるにはあるが、総体的には全然OK。DVD出たら即買う。
そういえば映画に向かう途中の吉野家がすごい行列だったが、牛丼復活の日だったのね。個人的には牛丼にそれほどの思い入れはナイので並んでまでは、いいや。

9月17日(日)
甥の結婚式。あいにくの雨の中、目黒雅叙園へ。何十人もの花嫁がそこここに行き交う光景はまさに異空間。トイレに小川まで流れているしな。聞けば1日に30組近くの新婚夫婦が流れ作業のごとく生み出されて行くらしい。
ここがゴールじゃないんだぞ。ここがスタートなんだぞ。と、離婚経験者として老婆心ながら申しあげたい気もするが、本日オートマティックに生み出された幾多のカップルの今後に幸多からん事を願う。

9月15日(金)
「こち亀」30周年パーティに出席。同じ連載をただの1週も休まず30年間もて!それだけで俺などには天文学的偉業。「あんびり〜ばぼぅ!」とはまさにこの事。
鳥山明が来ていてビックリした。25年ぶりくらいに話す。しかし今や天文学的な財を成したであろうにこの人、相変わらずジャスコに売ってるみたいなどーでもいいTシャツにパンツでパーティに来るあたりが大人物だ。話してても昔と全然変わらないし。
会場にはいろいろ懐かしい顔も。故ちばあきお先生の奥様にお会いできたのがとても嬉しかった。実はこのご夫婦に最初の結婚の時の仲人をしてもらったのだ。昔と変わらぬやさしい笑顔で話して下さったが、あきお先生のお葬式以来、22年間も連絡をとっていなかった俺。不義理にも程があり過ぎる。
ところでこの夜、招待客におみやげとして渡された記念本「超こち亀」は、雑誌のワクを超えたものすごい数の漫画家がご祝儀マンガを寄せていて圧巻。俺はキャラ者で描いた両さんのパチモノ「丙さん」を収録させてもらいました。新しいの描きおろせよ!


9月14日(木)
キャラ者369。「エロコト」のイラストようやくあがる。
思いのほか苦戦した。どこまで踏み込んでいいやら。結果、中途半端な所でお茶を濁してしまった。

9月11日(月)
大地丙太郎のブログで「おじゃる丸」の原作者の自殺を知る。俺個人としては全く接点のない人だが驚いた。場所も吉祥寺のごく近所じゃないの。自ら死を選んだ人の気持ちなど、本当のところは決して他人にはわからないのだろうな。
夜は上京していた和田ラヂヲと飲む。のちに田村信、泉晴紀も。誰が死のうがいつもどおりに夜は過ぎ、そしてまたいつもどおりの朝が来る。

9月10日(日)
「エロコト」のイラストがヤバイので休日出勤。まぁ、そもそもいろんな意味で尻に火がついている今の俺に、毎週休みとってる余裕はないんですがね。
昼食は「Quina」でアボカドタコライス。ここはハモニカ横丁の中に最近出来たタコライス専門店。確かこの店、今週2回めだ。1週間に2回も行くのはもはや「ハマっている」と言っていいですハイ。新鮮な野菜がシャキシャキとたっぷり摂れて美味しい。
夜中3時頃、部屋の蛍光灯がバチバチッとなって、聞いていたステレオが止まってしまう程のもの凄い雷雨。ステレオって言い方も古いねしかし。

9月7日(木)
古屋 実の新刊「わにとかげぎす」読む。相変わらず面白いなぁ。前2作と比べて今回は少し笑いの分量が多い気がするが、いつ物語が暗転するかわからない、というか、この世界の明暗は対極にあるのではなく、ごく薄い皮一枚で常に隣り合っているという緊張感の孕ませ方。もうこの人の職人芸。

9月6日(水)
ヤフオクで落としたF.O.E(フレンズ・オブ・アース)のCD「SEX,ENERGY&STAR」届く。
細野晴臣がYMOの後、ちょっこっとやってたユニットの1st。アナログ盤は持ってるけど、CDではなぜか買ってなく、探し始めたら廃盤になっていたモノ。細野さんのプロデュース曲は実は2曲だけだが、「RIGHT PLACE WRONG TIME」1曲だけでも欲しかった1枚。

9月3日(日)
パックンの墓参りに久しぶりに深大寺へ。早いもので死んでもう7年。4歳の次女はパックンの写真に手を合わせながら涙ぐんでいる。ヤツが生きている頃はまだこの世にいなかったくせに。ここは泣く場面であろうという事を4歳児なりに察知したのだろう。
帰りに近くの葡萄園によって、巨峰と、マニキュアフィンガーという長細くて、皮ごと食べられる葡萄を椀いで買う。
「はい。ちょうど1620円」と会計する葡萄園のおっさんに軽くズッコケる。どこが「ちょうど」なんだ。ハンパじゃないか。

マニキュアフィンガー。
女性の指にしては太い。

9月2日(土)
RWGのイラストアップ。

9月1日(金)
RWGの表紙イラスト下描きまでと、ぴあ。