10月22日(日)
韓国映画「復讐者に憐れみを」を観る。すごいねコレ。「オールド・ボーイ」も「親切なクムジャさん」もそうだったけど、この監督の映画はみんなこう、神経を剥き出しにされて、そこをギリギリされるような不快感があるね。
好きか嫌いかと言われれば好きではなく、じゃあつまらないのかと言われれば全く逆で、心拍数あがりっぱなしなんだけど、観ていてものすごくキツい。ペ・ドゥナのつつましくふくらんだ可愛らしいおっぱいだけが安らぎだったよ。そこかよ!

10月19日(木)
角川書店K女史の引き合わせで、吾妻ひでお氏と会う。お会いするのは実に24年ぶり。まともに話すのは初めてだから、ほとんど初対面といっていい。午後の寿司屋でモソモソボソボソと、しかし楽しくお話した。持参していった「定本 不条理日記」にサインしてもらっちった。俺は普段こういう事はあんまりしないのだけど、この人は別。

すごいミーハー。

夕方から桜新町。フェローズというアメカジブランドとコラボTシャツ作ります。来年の夏用に。打ち合わせは20分で終了し、あとは代表の志村氏らと飲み。あはは。志村氏の行きつけの飲み屋、激旨だったなぁ。つまみが何食っても。店の名前もその場所も憶えられなかったけど。

10月17日(火)
くうう。また朝まで飲んでしまった……。朝の西荻をぐだぐだ歩いて帰って寝て、昼に起きたがまだ酒残ってた。まったくいつまで同じことを。
シャキっとするために「はつね」のラーメン食べて、「ダンテ」でアイスコーヒー飲んで仕事場に。これは俺の精神状態が一番上向きで落ち着いている時の黄金コースなのだ。
夕方から、とある音楽誌の取材で、チープ・トリック日本公演@厚生年金会館に。俺が漫画家としてデビューした77年、78年頃人気があった思い出深いバンドだが、まともに聴いた事は一度もない。ただ、今回、彼らを知らないなりに最近のオヤジバンドの何かが書けそうな気がして原稿依頼を受けたのだった。
さて、どうだったのかはその雑誌で書きますね。

携帯で撮ったこの夜の新宿。

10月16日(月)
先月あたりから右肩があがらない。前に動かす分には平気だが、上と後ろに動かすと、ものすごイタイ。症状がまったく改善しないので、朝いちから病院で診てもらう。
レントゲンを撮ったが、骨やその他の異常はなし。医者は俺が若く見えたのか「いわゆる四十肩ですね」と言ったが、まごうかたなき、いわゆる五十肩だ。うわ〜〜〜!じじいか!
コレといった治療はなく、少しづつ動かす運動を毎日地道にやるしかないらしい。ますますじじくさっ!!
なのに夜中の飲みの誘いに、じじいはまたひょいひょいと出かけていきましたとさ。

10月11日(水)
DVD「サイレン」観る。サイアク。
細野晴臣の久々の単行本、「アンビエント・ドライヴァー」読む。この人は昔からふいに思い出したように本を出す。たまに理解できず、たまにすごく面白い。彼の音楽と同じく、ユーモアと含蓄に富んでいるのでいつも買ってしまう。

10月10日(火)
深夜、山本直樹、イブニング編集・舞草氏の飲んでいる「闇太郎」に呼ばれていそいそと出向く。直樹さんが長いことやりたがっていた赤軍漫画がついに連載開始したので祝杯をあげていたらしい。タイトルは「RED」。面白そうだ。イブニングといえば俺も「寿丼」いいかげん再開せねば。という話にやっぱりなった。

10月7日(土)
この夏、なぜか食べ逸っていた「甘いっ子」のかき氷をやっと食べれた。聞けば今年はあと2日で終わりだったと言うじゃないの。滑り込みセーフだった。ここのイチゴミルク金時を食べないと西荻住民は夏を終われないのだ。

10月2日(月)
昼は嫁と荻窪「トマト」でカレー。「カレー食いてえガフガフ!」という意欲をいつでも120%満足させてくれるなここは。食べ終わると「もう当分カレーはいいや」とまで思わせてくれるところが20%オーバーたる所以。
夕方は吉祥寺で映画監督・河崎実と久住昌之、俺との3人で鼎談。竹書房から出る河崎監督特集本のための。今年は「コアラ課長」「かにゴールキーパー」と来て、現在、「ズラ刑事」「日本以外全部沈没」が大ヒット公開中。なんと今年4本公開!という怪進撃に目を見張るやらあきれるやら。河崎さんが70くらいになって、彼のフィルモグラフィにバカ映画ばかりがズラーっと100本並んでいたら、それはとてもスバラシイ事だ、と思う。