7月31日(火)
20日青山、21日吉祥寺でのサイン会も無事終えました。来てくれた方ありがとう。
第2弾は9月から、全国6ヶ所、都内2ヶ所でやりますよ。地方の皆さんに会えるのが今から楽しみ。


翌22日から30日まで沖縄で夏休みをとっていた。
沖縄といえば今まで本島を飛び越えて八重山の島にばかり行ってたんだけど、ここ2、3年、本島の魅力を再発見。今回は那覇を拠点に本島周辺の島を、船で渡ったり橋で渡ったり、いくつか回った。
ホテルじゃなくウィークリーマンションに泊まってちょびっとだけ住んでる気分を味わいつつ。
滞在中は那覇の街をよく歩いた。部屋で昼寝する家族を尻目に一人でガシガシ、毎日1万歩以上ね。(万歩計ちゃんと持っていったし)
以下は、今回、那覇について気づいた事いくつか。(独断と思い込みも多分にあり)

●真夏の那覇の犬のほとんどは身体の毛を刈られている。どんな長毛種であれ、顔の毛だけ残して、身体はピンク色の地肌が薄く透けて見える程に短く刈られている。少しでも涼しくしてやろうという飼い主の親心。情けなくもオカシイ。

●那覇の銭湯はお湯がぬるい。バブルジェットの水圧は、つかまっていないと押し出されるくらいに強い。

●A&Wがどんどん減ってきてるような気がする。

●那覇のコンビニはほとんどが「ファミリーマート」だ。

●吉祥寺のラーメン屋「武蔵家」の支店が出来ていた。看板にもちゃんと「吉祥寺 武蔵家」と。なんでいきなり那覇に支店?唐突だなあ。

それにしてもここ数年の那覇の変貌ぶりはすさまじい。変化というより本土化、東京化か。空港が新しくなり、ゆいレールが走り出したあたりからか。「おもろまち」あたりにいると東京にいるような錯覚に陥るもの。もう東京にあるものは何でもあるし。
国際通りも、もう単なるみやげもの屋ストリートだ。かっての、なんともいえない雑多さと、濃厚な「島の空気」みたいなものは、もはやほとんどない。那覇に限って言えば、もうここは「島」じゃないんだな。ほんの7年くらい前にはまだ残ってたんだけどね。

「3-4×10月」という北野武の映画に、新しくなる前の那覇空港の様子が当時の空気ごと映っている。今となっては貴重な記録でもあると思う。


7月17日(火)
本日「キャラ者」新刊、出ました。


装丁界のプリンス祖父江慎氏に依頼し、引き受けてもらった日から2年6ヶ月。俺の作業が完璧に終わってから更に3ヶ月。ようやく発売にこぎつけた。感無量。
なんだが……今日までまだ出来上がった本を見ていなかった。本文だ表紙だカバーだの、素材のアレコレの出来上がりは見てるのだが、それらが本にまとまった完成形をまだ、見ていなかったのだ。

発売日の当日に手元に本がない、というのは、長い漫画家生活の中で初めての事だった。……まあ前日まで3連休だったというのもあるのだがね。
昼に近所の本屋で見て、早く手にとってみたくて辛抱たまらず、自分で買っちゃったよ!1セット買うと4800円だよ!辞書かよ!高ぇよ!
ホントに高いと思います。ホントすいません。でもそれだけ金かかってんですよ。高い紙や高い加工ばっかし鬼のよーに使いやがってホントにもうプリンスの野郎……あ、いや。

いやしかしね……手にとって見るとやっぱスゴイよ祖父江慎。あちこちに、思いもかけない所に遊びがある。デザインだけでも30分くらい楽しめるよ。ことに2巻カバーの色設定なんて、俺なんかじゃ逆立ちしても出て来ない発想だもん。キ●ガイのようでいて統一感がある所がサスガだ。
もちろんマンガの内容も面白いよ。いやホント。ぜひたくさんの人に買っていただいて確かめてもらいたいですね。


7月14日(土)
台風接近中。1歩も外に出ず仕事。ココログの保険4コマ、公開始まってます。

7月13日(金)
1週間、自転車をやめ万歩計をつけて生活してみた結果、家と仕事場の行き帰り、朝晩2回の犬の散歩、街までの日々の買い出し等だけでは到底1万歩に達しないことが判明。いって7500歩強だ。これでは「運動」にまではならないだろう。やはり意識的に、歩くために歩かないとダメなんだな。

7月6日(金)
某SNSでの同業者の日記に刺激されて、万歩計を購入。

最近のものは洗練されててパっと見デジタルプレイヤーみたい。3Dセンサー付きで、ポケットでもカバンの中に入れていても歩数を感知するというスグレモノ。ただしちょっと揺れが大きかったりするとすぐ20歩くらいカウントしてしまうので、厳密な数値は期待出来ないかな。防犯ブザー機能も付いてるが、これはいらなかったか。乙女じゃあるまいし。新装なったヨドバシ吉祥寺で購入。

そのヨドバシの横、奥まったとこに「ジョージ海岸」という(予想通り)すぐ潰れたカレー屋があったのだが、そのあとに新宿の「麺通団」が出来ていた。
お、これはちょっとウレシイと入ってみたら、「(開店は)9日からです」と言われ、あ、そうですかとスゴスゴと出る。少し恥ずかしかった。カラオケで大勢で盛り上がってる時、笑いをとろうとチャック開けてチンポ出したのに、誰にも気づかれなくて、ひっそりと閉まった時みたいに恥ずかしかった。


7月4日(水)
昼、冷麦食べて出勤。仕事が溜まっている。もっとあせれ自分。
夜は水俣出身で同じ小学校の10年下級生になる映画プロデューサーのK氏と初顔合わせ。水俣市が町興しの一環で作った映画のポスターを描いてもらえまいかとの打診。
闇太郎で飲みつつだったのだが、さすがに連日飲み続けの疲れか、酒がまったく進まず2時頃解散。仕事場で寝る。

7月3日(火)
朝早く目覚めて一人散歩。
金沢は歩いているといたる所に古い建物が目につくが、前日歩いた時はてっきり廃墟だと思っていたこの喫茶店がこの日は朝からしっかり営業していて驚いた。
現役。

近江町市場の海鮮居酒屋で安くて美味しい魚料理の数々を堪能したのち帰途に着く。

7月2日(月)
朝方4コマあげて、徹夜のまま東京駅。田村信、泉晴紀、フリースタイル吉田と合流。陸路で金沢へ。03年「中春こまわり君」アシスタント騒動記(正直日記に収録の「金沢日記」参照)の時のメンバー再結集。その真相は!?
実はフリースタイルから今度、山上たつひこギャグ作品のベスト本を出すのだが、その収録作品のセレクトを俺がしたのだ。今回はその原稿引取りと打ち合わせに行く吉田君に俺らが便乗したカタチ。だって山上先生に会いたいんだも〜〜ん。
行きの新幹線からもう酒盛り。あまりにハイテンションな笑い声に、通路をはさんだ隣の席の青年から
「あなた達だけの列車じゃないんですよ!」(怒)
と注意される。月曜の午前中から座席を向かい合わせにして中学生みたいに騒ぐ中年4人組はそりゃイヤだろう。立場が逆なら俺でもイヤだ。でも逆の立場だったら俺はそんな意見は怖くて出来ない。青年、エライ。
ホテルチェックイン後は各自自由時間。寝てなかった俺はちょっと仮眠、のつもりだったが目が冴えて寝れず、金沢に来ると必ず行く「平和軒」でラーメン食べたり散歩したり。

夕食は先生がとっておいて下さった東茶屋街にあるフレンチレストラン。
「俺の好きな作品ばかり選ばれてて実にいいチョイスだよ」と先生に言ってもらえただけで自分的にはもう充分。
で、夜はまさに03年の再現。片町を唄い飲み歩き倒して、ホテルで爆睡。

7月1日(日)
朝4時に目が覚めて仕事場。もう今年も半分終わりか。あせれ自分。タヒチンに頼まれたイベントポスター用イラスト描く。かおりんこと、声優・名塚佳織の女剣士姿。夕方出来。
9時〜11時仮眠のあと、ココログで今月から始める保険広告の4コママンガ描く。公開は今月第2週から。8回連載の予定。