9月26日(水)
午後、寿事務所。徳丸と久々に「ラーメン道場やぶり」の対談。ネタはもちろん、今回のツアー中に食べた各地のラーメンについて。
夕方、「ヨドバシ吉祥寺」の上のレストラン街の中の1軒に入ってみて、そのヒドさに慄然。客を客と思ってない。味もひどけりゃ店員の態度もヒドイ。100円やるから笑顔を見せてくれ。スマイル0円でなくていいから。
まあ1軒だけのことであんまり決めつけは良くないが、他の店もまあ推して知るべしってとこだろう。
この地に昔あった近鉄デパートの上には「赤坂津々井」など、まっとうな店の入ったレストラン街があった。なによりデパートで食事するっていう情緒があったよ。

大型電気量販店は街の生態系を壊すね。駅前が大型電気量販店と携帯ショップと街金とドラッグストアとチェーンの居酒屋ばっかしになってしまったら、街は死ぬね。ゾンビばかりが徘徊する、生きながら死んでる街になるよ。


9月24日(月)
昨日の失敗を繰り返すまじと、今日のラーメンは徳丸が以前食べて感動したという「千寿」という店に。しかしラーメン食うのが義務か俺らは。使命か。

大通り公園沿いの道をちょっと右に入った所。


店は地下。昼時で地元のサラリーマンが並んでいた。

おお。これこれ。見るからに旨そう。人もそうだが食い物も見た目が大事だ。

帰り。早めに空港に着いたのでおみやげエリアを見て回る。例の「じゃがポックル」はどこも全滅。
しかし札幌空港のみやげ売り場は熱いなあ。こんなに熱気に満ちたみやげ売り場は全国どこの空港にもないぞ。
出発時間になり搭乗ゲートに向かっていたら、ある店の前に行列が。

もしやと思い、何の行列ですか?と店のおばさんに聞いたら、「もうすぐ到着するじゃがポックルを待ってる列ですよ」と。「今並べば買えますよ」とも言われたが、いかんせん飛行機の時間が迫っていたのであきらめましたよ。
その場を後にしつつ横目で見てたら、到着したじゃがポックルの箱を3個嬉しそうにかかえて行くお父さん達。もうひとつの仕事だね。ご苦労様です。

9月23日(日)
今月毎週のように乗ってる吉祥寺発の羽田直通リムジンバス。今日は8時の。
小樽にある「初代」が札幌で食える!というので、札幌駅に隣接したショッピングビルにある「札幌ら〜めん共和国」に直行。いわゆるハヤリのラーメンテーマパークに入るのは初めて。

出てきたラーメンを見た瞬間、落胆。これがあの「初代」のラーメン?
最近やたら各地にあるこういう施設に抱いていたある種の偏見、思い込みは全て正しかったと証明されたよ。詳しくは近日アップされるはずの「ラーメン道場やぶり」にて。
サイン会前にチェックインしたホテルの土産物ショップを覘いてみたが、
類似品はいらないから!

旭屋書店にて3時からサイン会開始。ツアーしめくくりなので今日は特にじっくり丁寧に。……3時間半かかったよ。疲れたけど、みんな喜んでくれてよかった。来てくれた方々、ありがとうございました。

打ち上げはリアルワインガイド関係のワインショップの人が案内してくれた市場近くの居酒屋。地元の客しか来ない普通の居酒屋なんだが、ここが何食べても旨い!こういう店がいいんだよ地方に来たら。今回サイン会に合わせて札幌入りしていた穴沢女史と、真駒内在住「くま夫婦」の中央ヤンボル夫婦も交え楽しく飲む。
ヤンボル夫婦、嫁は妙におかしく、夫は妙にかわいい、おもろい夫婦だった。

右奥二人がヤンボル夫婦。
ススキノにも行ったのか?

9月21日(金)
「じゃがポックル」というお菓子をご存知か?
先週、渋谷のサイン会でファンの方からいただいて、何気なく家に持って帰ったら、嫁が「あっ、コレは!」
今、北海道みやげの一番人気で、なかなか手に入らないものだという。
この箱の中に、
こんな小袋(タテ13.5mmヨコ10mm)が10コ入っている。

そんな、たかがフレンチフライ型のポテトチップだろ。と、この手の揚げ菓子には全く執着のない俺なのでそのまま食べもせず忘れていた。
ところが札幌行きが2日後に迫った今日になって嫁が「じゃがポックル買ってきてよ。一人3個までらしいから、徳丸さんにも買わせて、最低でも6個は買ってくるんだよ」
と、近所の主婦みたいな事を言う。(近所の主婦だ)

どんだけ旨いんだよそれ。どれ食わしてみろ。 と、箱開けたらもうひと袋しかないっ!!
どんだけガっついてんだ、うちの家族は!!
残っていたひと袋をひったくって食ってみたら、
んまあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!
何これ?マジ旨あぁ〜〜〜〜い!!
サクサクしててふくよかな味わいで、ビールにも合いそう!こんなポテトスナック食ったことねえ!

ビックリしてネットで調べてみたら、カルビーが北海道限定で作っているもので、
「主な販売場所として、札幌市内、新千歳空港があるが、札幌テレビ塔は1人1個のみ、新千歳空港は1人3個までとなっている」(wiki)
「過去60日以内に1度でも購入できた方はご遠慮ねがいます」(楽天)
と、もう大変な状態。
他のネット通販も軒並み、売り切れ売り切れ売り切れの乱舞。

いやあ知らなかったなあ〜。主婦の早耳たるやおそるべしだなあ。
てか知らなかったの俺だけか?
でもホントに旨かったから買ってきたいなあ。買えなかったら家内にドヤされますよお〜〜。と、そこらへんの亭主みたいな事を言ってみる。(そこらへんの亭主だ)


9月20日(木)
元美術出版の編集者で現美術評論家のK氏と打ち合わせ。彼の持っている多摩美の授業でゲスト講師をするため。ちゃんと面白く出来るのかな。

損保ブログのTシャツ見本できてくる。いわば広告用のプレゼントTシャツなのに、全然、損保のソの字もない好き勝手なデザインを許してもらった。

まんま寿スタジオのオリジナルTシャツですな(笑)。ボディはanvil。色は黒のみ。


ココ行ってトラックバックすると100名様に当たるそうですよ。じゃんじゃんいってみて。

今日買ったCD。口口口のCD「GOLDEN LOVE」と「朝の光/渚のシンデレラ」


9月19日(水)
下痢がひどい。泡盛飲み過ぎたか。サンドラッグで下痢止めの薬買う。下痢の男は世界で一番情けない。いや本当に。

9月18日(火)
台風は去ったがどんよりとした空。風はまだ多少強め。徳丸の運転するレンタカーで、ドライブがてら沖縄そば巡り(笑)。「首里そば」〜本部の「きしもと食堂」を食べ、瀬底島を回って帰ってくる。まんま夏の旅の足跡をなぞっただけじゃん。
首里そば。
午後3時過ぎでも満員。
すでに観光スポットと化してる。
甘くて濃いめのしょうゆ味。

帰りは遅い飛行機だったので、家に着いたのは11時半過ぎだった。4日連続の強行軍でさすがに疲れた。しかも飲み過ぎのせいか下痢気味。ぐったりと寝る。

9月17日(月)
朝5時にキャラ者あげて、FTPで入稿。今回も寝ずに7時のバスで羽田に向かう。
9:30発のJALで2ヶ月ぶりの那覇へ。台風12号が近づいており、悪天候は覚悟していた那覇の空にはなんと晴れ間が!
だが喜んだのはまさにぬか喜びで、壺川の駅に着き、楽しみにしていたそば屋「こどら」に向かう頃には雨が降り出してきた。しかも「こどら」閉まってた!
サイン会はつつましい人数。ゆっくりと、一人10分くらいかけてした。つつましい人数の人たちはサインし終わっても誰も帰らず、全員が最後まで残って見ていた。なんだかのどかな会になって良かった。

夜になって豪雨!台風は西表島の方へそれたはずだが、かすっただけでもこの前東京に上陸した9号よりスゴい感じ……。


それでも打ち上げはやる。元ロッキングオンの編集者だったH女史が、こちらで結婚して始めた古酒バーで。バーとは言っても食べ物も大充実の美味しいお店だ。あと古酒!美味しかった。
お腹いっぱいになった後はH女史の案内で桜坂界隈の飲み屋へ連れてってもらう。
桜坂は新宿ゴールデン街をもっと未整理にしたような、一見では絶対入れないような、ひとクセありそな店ばかりがひしめくディープな飲み屋街。観光客はまず歩くのも怖いような混沌ぶりだ。
当然俺たちも初めてだったが、飲み屋に入るのに久々にドキドキした。3DKくらいのマンション(アパート?)が生活感そのままに飲み屋になってる店(トイレにはユニットバスもそのまま!)とか。いや面白かった。またぜひ行ってみたい。

9月16日(日)
池袋でサイン会。ユザワヤでペン買ってたら遅れた。開始時間の3時ピッタリに着く。
息つく間もなく開始。今日は100人ほどか。サインを描く間あまりしゃべらず流れ作業のごとく淡々と進み過ぎ、かえって疲れた。やはり来てくれた人とは会話しながら進めた方が楽しい。
終わってスタッフとお茶して解散。都内のサイン会は打ち上げもないので、疲れは一人とぼとぼ持ち帰るのみ。
「えるびす」という店でラーメン食って帰ったが、なんの印象も残らず。
仕事場に直帰してキャラ者の来週分を前倒しで。

9月15日(土)
1時半渋谷。ピーカンで暑し。「喜楽」でラーメン。今日はワンタンメン。
3時サイン会開始。今日は150人くらい。それにしても男率高し。昔は男女半々くらいだったがなあ。若い女性は知り合い除いてほんの2、3人(トホホ)。だけどその2、3人がみんな可愛かったからよし!(負け惜しみ)。飛ばし気味に描いたので人数の割りに早い時間(それでも2時間半)で終わらせられた。ルノアールでひと息ついて、ホルガー・シューカイ「ムーヴィーズ」の紙ジャケCD買って帰る。

夜は家族水いらずで西荻「鳥源」に。ここの鳥サラダ、んまあ〜〜〜い!
仕事場行ったが疲れて何も出来ず、家に帰ってぐっすり寝る。

9月14日(金)
午後、遅い昼食をとりに「ボア」に行く。「ボア」9月いっぱいで閉店するそうだ。
老朽化、というか駅前の再開発の一環でこれまでにも何度か閉店の噂があったが、とうとう本当に。しかし閉店するニュースが朝日新聞の記事として載る喫茶店てないよなぁ、なかなか。昭和32年オープンてぇから創業50年だったのか。
ついこないだまでいつも空いていた店内、別れを惜しむ客で満杯だった。最終日までこの混雑が続くのだろうな。
見ると投票箱のようなものが置いてある。店の調度品をソファからテーブルまで希望者に売るらしい。希望者は欲しいモノに希望の値段をつけて書き、その箱に入れるようになっている。お祭りだなもう。東郷青児の大きな絵はいったい誰が買うんだろう。
さて俺はといえばいつものように、ミックスサンドとコーヒーを頼んだ。
ああ、ここのサンドイッチ類はどれも美味しかったんだよな。コーヒーはイマイチだったけど。いかにも近所のおばさんの手作りって感じで。素朴であたたかかった。
これがもう食べられなくなるのは寂しいな。

9月13日(木)
酒臭いまま幼稚園に次女を迎えに。人の親としていかがなものか俺。
夕食の買い物につきあって、午後3時過ぎようやく出勤。こんな時間に「はつね」がやっていたので思わず入る。最近は夕方5時頃までやっているらしい。西荻もラーメン屋増えて、然しもの老舗の名店もウカウカしてられなくなったか。
夕方、青山円形劇場でフリースタイル吉田保と待ち合わせ、友人の出ている芝居を観る。SF的不条理感がなかなかに面白し。帰って「キャラ者」。

9月12日(水)
朝6時に起きて温泉。海の見える絶景の風呂で最高。朝ご飯を食べて、散歩して、チェックアウトの時間まで、昨日親戚その他あちこちから預かった色紙にサイン。

K叔父が車で迎えにきてくれ、何軒かの親戚の家に挨拶回り。午後2時の飛行機で帰途につく。
夜中、無性に仲間の顔が恋しくなり、いつもの店いつものメンツで飲む。ああ落ち着くう。

9月11日(火)
9時起床。6年生の時親友だったF君から電話。阿蘇の方の小学校で校長をしているという。同級生が校長になるような年代になったんだなあ。
午前中、親戚の家の自転車を借りて一人市内を回る。長く住んでいて一番馴染み深く、真っ先に行ってみた会社(チッソ)の社宅地区が、地区ごと全部取り壊され、広大な野っ原になっていたのが切なかった。

午後からはまた小村、柿村コンビと合流。あいにくの小雨模様の中、山の方を回る。棚田の管理施設の館長や山奥の手作り農園で無農薬のお茶を作っている仙人みたいな人に会い、話を聞く。水俣にもいろんな人がいる。それにしても市内から車で2、30分行っただけで、こんなに風景が変わるとは。水俣奥深し。故郷の10分の1も知らない自分を思い知る。

山から降り、市役所に。市長さんと会った後、親戚主催の夕食会に。30人近い親戚集まる。50になっても「さしくん」と昔の愛称で呼ばれる。親戚の前では形無しだ。
この日の宿は、町はずれの海側にある「湯の児温泉」の旅館「昇陽館」。

9月10日(月)
朝、帰京する徳丸と別れ、一人熊本へ。
故郷水俣へ14年ぶりの帰郷。水俣市が町興しの一環で作った映画のポスターの絵を依頼された事は前にも書いたが、描くなら今の水俣の街を描いてみたいので、そのロケハンが今回の帰郷のおもな目的。
とはいえ今回、熊本、福岡でのサイン会という機会がなければ、なかなか腰はあがらなかったとは思う。いいきっかけ、というかタイミングが合ったということ。
博多からリレーつばめ→新八代で九州新幹線つばめに乗り換え2時間弱。新八代から新水俣まではなんと13分だ。驚き。近くなったものだ。

新水俣駅には、この映画のプロデューサー小村氏、水俣市役所の柿本氏が待っていた。二人とも同じ小学校の10コくらい下の後輩。市役所の車で市内を回る。

夜は小村君の仲間や市役所の人たちと飲む。1時頃お開き。タクシーを呼びましょうかとの声を「いやいや地元だから」と断り、親戚の家まで歩いて帰った。のはよかったが、深夜まっくらな道で迷った。道が暗い。道が当時と変わっている。道に人っ子ひとり歩いてない。故郷の夜がこれほど暗かったとは。焦った。歩き回ってようやくたどり着いたのは午前2時を回っていた。酔いは完全に醒めていた。

9月9日(日)
午前中、福岡に移動。エクセルホテル東急にチェックイン。はい、まずはラーメンです。「元祖長浜屋」。しみじみといい店だ。シンプルで飾り気なくってキビキビしててね。もう俺にとっての博多のラーメンはココでいいや!と思う程に。

会場は天神から少し離れた平尾という所。サイン会が始まる前の打ち合わせに、リブロ店長・栗田嬢が連れていってくれた近所のカフェが、実にいい店だった。

店内の壁面は80年代のレコードジャケで埋め尽くされてて。モニタに流れている映像はYMOの「体操」。控えめな音量でかかってる曲はプリファブ・スプラウトだったりして、も〜う、ワシラおじさんのツボにハマリ過ぎ。
そしてシングル盤のコーナーにはアニメ版「ひばりくん」のジャケが!うわう!嬉し恥ずかし!てか俺も持ってねえ!

実は壁だけじゃなく、本棚にも俺の本がたくさん並んでいた。いや、俺が来るから並べたのではなく、開店当初からこうだったんだそうだ。ありがたいことです。あんまり気分いい店だったのでオーナーご夫婦と記念写真まで撮っちゃいましたよ。

福岡市平尾の「hooplaフープラ」い〜い店です。いやお世辞じゃなく。福岡のみなさん、ぜひ行きましょう。

それにしてもサイン会ツアー、どこに行っても、起きて朝食〜会場へ移動〜昼食〜サイン会〜打ち上げ、と判で押したように同じ。ある意味規則正しい。1日があっという間に過ぎる。
この夜も朝まで打ち上げてしまいました。「渋谷系限定カラオケ」までしてしまいました。リブロのスタッフがちょうどそのくらいの世代なんだよな。でも、遠慮することなく渋谷系を唄えるカラオケは、た…楽しい。

9月8日(土)
朝7時の吉祥寺発リムジンバスで羽田空港へ。熊本へ向かう。

熊本はどピーカン。バスで市内へ。 地方に行ったらまずラーメン。なにはともあれ地ラーメンば食わんばんとよ!
まずは「黒亭」。10年前に初めて食べて衝撃を受けた熊本ラーメンの名店に。

見えてきました。
高まる期待。

店の場所も建物も10年前と変わってた。

そしてラーメン自体も10年前とは違っていた……。

いや、作り方も味は変わってはないんだろうけどね。10年前にビンビンに感じたオーラがすっかりなくなってたよ。フツーの、まあまあの熊本ラーメンになってた。商売っ気出し過ぎたね。

サイン会は熊本阪神で。熊本に住む親戚一家が来ていて、ずっと横で見てるのはいいが、なんかサインもらうお客さんに「遠慮せんでもっと描いてもらわんね」。仕切らんでくれる?おじさん!まったく親戚の前じゃ形無しだよ!
終わった後、熊本日日新聞のインタビュー。なんかなんかいらん事言うたぞ俺。
夜はサイン会に来てくれた八代在住のライター・富福きこう氏、SF作家・梶尾真治氏の息子さんも交えて打ち上げ。
そしてまた真夜中にもう1杯食べてしまいました。「天和ラーメン」。天和と書いてテンホウと読む。美味しかった気がする。酔っ払ってたけど。

まるでラオタのブログだ。

9月7日(金)
10時半あわてて起きて〆切りひとつ片付ける。台風はあっさり去っていた。
夕方、修理があがった自転車取りにいく。総工費18,000円也。って、安い自転車1台買える値段じゃん!でもちょっとカワイクなっていたのでヨシとしよ。
夜は「ビジョメガネ3」のイラスト。深夜、編集マスコ君取りに来る。

9月6日(木)
台風9号関東に接近。今回はホントに久々にモロ首都圏直撃しそうで、不謹慎ながらワクワクする気分を押さえられず。
夕方買物に出たら、傘裏返ってスカートはためかせてキャーキャー言ってる女子の姿に台風気分いやがおうにも盛り上がる。
TVでもずっと台風情報。自宅近所の善福寺川の周辺の人たちが土嚢積み上げて上陸に備えている映像を見て、2年前の大雨の氾濫〜浸水を思い出した。
あの日俺、大地丙太郎の芝居観にいって、その後新宿で飯食ってたら足止めくったんだよなぁ。

今日買ったCD ラウル・ミドゥン「世界の中の世界」


9月4日(火)
7月に西荻の街に置きっぱなしにしていて姿を消し、すっかりあきらめていた自転車が出てきた。
というか撤去され、保管してある旨の通知がきていたので、井草の自転車集積所に取りに行ったのだった。
てっきり盗られたのだと思っていた。このところ万歩計を携帯して歩くことに慣れてきていたこともあり、自転車もういいかって気持ちも内心ちょっとあったのだが、ボロボロの捨て犬のような姿でうなだれていたマイチャリの姿にちょっとキュン。
3,000円也の保管料を支払い、近所の自転車屋に直行。壊れている部分と元々調子の悪かった所も全て直すよう注文。
夜は損保ブログのプレゼント用Tシャツのデザイン。

9月3日(月)
朝10:30の新幹線で帰京。東京着くまで何も食べずにいたらキモチ悪くなった。俺は起きたらまず朝食は食べないとダメなの。
徳丸の希望により渋谷「喜楽」に直行。空腹で食べたもやしそば、死ぬほど旨かった。それにしても喜楽食べて、夢から醒めたようにいきなり東京の日常に戻ったよ。

9月2日(日)
ラーメン不毛地帯の大阪ではラーメン、ハナから無視。ベタに「自由軒」の名物、てっぺんに生卵の乗っかった混ぜこぜカレーを20数年ぶりに食べた。

前に食べた時は期待が大きかったせいか、何てことないなといった印象だったんだけど、全く期待せずに臨んだ今回は普通に旨かった。ただ飽きるんだよな半分くらいで。あまりに途中の変化と逃げがない平坦な食い物だから。
だけど今回、地元民にも愛されている真っ当な店なんだとわかりました。
ハイシライス?
別カレー(まぜない)にもハイシライスにも生卵。

サイン会は江坂という所で。駅から通路で繋がってるオフィスビルの2階に唐突に本屋がある不思議な場所。商業地というよりもオフィス街らしい。
すごくたくさんの人が来てくれて感謝。描いても描いても列が縮まらず、全員に描き終わるのに3時間かかったよ!

その夜の打ち上げは、「キャラ者」2巻のサブタイトルの英訳をしてくれた大阪在住のファンキー英語教師・海陸和彦夫婦を交えてホテルの近場で。
「新梅田食道街」(堂じゃなく道なのね)という昭和の雰囲気ムンムン漂う飲み屋街。

低い天井の古いビルの中は大阪っぽい食い物屋でビッシリ。呼び込みをしてた可愛いお姉さんに惹かれて飛び込んだ店。ここがアタリだった。
というか、このお姉さんがまあ客あしらいはキビキビしてるわカワイイわで、たちまち恋する俺。
でも聞いたらお姉さん、アルバイトの店員ではなくこの店のご主人の奥様だとわかり、たちまち失恋する俺。


9月1日(土)
寝ないまま東京駅へ。サイン会ツアー初日。
発車前の座席に酒臭さ充満させグッタリしてる所へ、同行の徳丸登場。
「ウッ!酒臭っ」という声を聞くか聞かぬかのうちに爆睡。
おかげで着いた昼にはもうラーメン食えるほどに回復。地方に行ったらなにはともあれ地ラーメン食わにゃあのう!名物のお好み焼きには目もくれぬ俺たち。
まずは老舗らしい「つばめ」という店に行った。「すずめ」という、ルーツを同じくする店もあるらしい。どっかで聞いたような名前で他人のような気がしない。「つぐみ」も「ひばり」もあったらなおいい。

なぜか広島、おでんがあるラーメン屋が多いんだそうだ。おでんの鍋がちゃんとテーブルに作りつけてあって機能的(笑)。

ラーメンはとんこつ醤油のいくぶん醤油寄り。肉の味の強い、近頃の東京ではあんまり味わえないバランスの味だ。魚介系だのダブルスープだの最近流行の味に慣れた舌には新鮮で旨い。

広島のサイン会場では和田ラヂヲと、「正直日記」の担当だった穴沢女史が二人並んでニヤニヤしててビックリ。驚かそうと思って、内緒で来てくれたそうな。嬉しいサプライズだった。彼らを交えたその夜の打ち上げは楽しくて笑い過ぎた。

そして深夜にもう1杯食った「千番」のラーメン。1日に2杯も食うな。キチガイか。
昼の「つばめ」よりさらに醤油寄りでチャーシューがめちゃジューシー。
ここのラーメンも旨かったなあ。広島ラーメン旨し!